雨や落下、電池の入れ替えの手順間違いなどで、大事なデータが消えてしまった場合、現状では再度測るしか方法はありません。
今まで延べ2000日以上現場で使っていますが、このような事態は、数えるほどですがありました。私はプリンタを装着しているので、データの復旧は可能でしたが、プリンタがない場合お手上げです。
それで、万一のために対策として、パートの終了時に、自動的にデータをAPAでラムカードにバックアップする機能を追加しました。
ラムカードは、32キロ以上のものが必要です。32キロのカードで放射トラバーの場合約500点登録できます。

市販のカードを128キロに改造したものなら、3000点以上のデータも保存可能です。プログラムの保存や、WINPCPRGの座標保存もできるのではないでしょうか。
これなら、ポケコンが壊れてもカードさえ壊れていなければ、データは復旧できます。
また、誤って計測データを上書きしても、ラムカードにはパートの終了した時点でデータを積み重ねて記録しますから、元のデータも確認できます。



カードの初期化、ドライブ設定が終われば、操作は至って簡単です。
NEWまたはRUN直後でカードが使える状態なら、初期化の確認が表示されます。
カードのデータを初期化しない場合は、既に記録された過去のデータに追加して記録しますから、カードの残量が少ない場合は、初期化を選択してください。
あとはポケコンの条件設定で、バックアップアリにしておけばそれでOKです。
カードには、APA形式で保存していますから、ホストには直接カードのデータを送信します。
送信はメニュー画面から「BACK」と打ち込んでください。
メニュー2番から送信するよりも少し早く転送できます。

既に入力したパートを修正したとき、以前にカードに記録されたパートのデータとは別に記録します。
この場初ホストに転送後、データが重複することも考えられますので、注意してください。