境界測量、逆打ちの例
すでに既設の境界と多角点が測量済みで、現場では
放射トラバーT-1-1を設置
家の角ABを測量
交点Pを計算後復元
P  と 1-11で1234-1を分けた面積も確認するという作業をします。



事前の準備
画地と多角点の入ったSIMAファイルを測量システム等から用意します。(サンプルファイル)
座標だけでもいいですが、画地があるほうが視覚的にわかりやすいです。
座標5000点、画地500筆程度なら、特に関係する番地だけ抽出しなくても、それほどストレス無く作業ができると思います。

XYSHEETの「SIMA読み込み」コマンドで、用意したSIMAファイルを読み込みます。読み込んだ後、「座標プロット」でSIMAPLOTを表示しておいて下さい。


多角点T-1に機械を据えT-2をバックに、T-1-1を1対回で出します

対回シートに切り替え、「終了新規」コマンドで2方向1対回パート選択し「OK」をヒットします

     

機械点バック点の指定は、名称ではなく番号入力で行います。
番号の入力は、SIMAPLOTでも可能です。

0-R2行には、放射トラバー点T-1-1の座標番号と名称を入力します。
座標番号は、未入力のわかりやすい番号にして下さい。



通常の1対回観測を実施します。
観測方法については、マニュアルを参考にして下さい。


対回終了後、精度を確認して問題がなければシート右上の「座標計算へ」コマンドをヒットします。
下さい。

座標計算シートで座標化します



座標計算シートに切り替わり、観測データがコピーされます。
「番号で与点座標取込」をヒットすると、xysheetの与点バックの座標値が取り込まれ、新点も座標計算されます。
この時点でSIMAPLOTで「再描画」をヒットすると、観測イメージが表示されます。



確認後、座標計算シートに戻り、「座標登録与点無」をヒットして下さい。



xysheetに座標が登録されました。

境界を測量します

現場では、機械をT-1-1に移動します。
「境界」シートに切り替えます。
左上の「移動終了」をヒットして、新規パートを作成し、対回の時と同じ要領で機械点バックを入力し、A B とチェックのために既設境界1-11を測ります。



測量後、シート右上の「座標計算へ」コマンドをヒットします。
座標化は、対回と同じ要領で、座標計算シートの「番号で与点座標取込」をヒットします。

 SIMAPLOTで「再描画」をヒット


SIMAPLOTで1-11をチェックし、問題か無ければ、交点計算に移ります。



チェックは、ST計算シートでも可能です




交点計算
1-5、1-7 と A 、B の4点交点Pを計算します。
シートを交点計算に切り替えまてください。



IDに1-5、1-7 と A 、B の4点の番号または名称を入力して下さい。

入力は、SIMAPLOTの座標COPYからもできます。


「計算実行」をヒットして、交点計算シートの交点P列に番号と名称を入れ、「XYSHEETに登録」して下さい。

 SIMAPLOTで「再描画」をヒット


境界点の逆打ち

T-1-1から交点Pを復元します。
XYSHEETから「座標プロット」をヒットし、SIMAPLOTを表示させます。
ST放射モードで、T-1-1、T-1と、さらに交点Pを右クリックして「STPLOT計算結果」を見ます。
P方向の内角を振り、目安の位置にポールミラーを立て、水平距離を測ります。

「距離計算」をヒットして、測定距離を打ち込むと。補正距離が表示されますから、何回か調整して正確な位置に復元して下さい。


面積計算をする

面積が必要な場合は、SIMAPLOT画面で、ST連続モードにして境界点を順に右クリックしていき、最後に元の点を右クリックして下さい。



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