SimaPlot4では、サイズの大きい地図や航空写真を高速表示するため、あらかじめラスターを分割して
保存する必要があります。
分割には、RasterCutを使って下さい。
RasterCut のインストール
まず、RasteCut.EXEをダウンロードをして、デスクトップなどのわかりやすいフォルダに保存して下さい。
RasteCut.EXEのダウンロード
さらに、明熊工房さんの TransG32.DLLを
http://www.akikuma.net/download.html
ここから、ダウンロードして、2000、XPなら C:\WINNT\system32\ に保存して下さい。
以上でインストールは完了です。
ラスターの準備
ファイル形式 8ビットカラー以上のビットマップで1枚物
ファイルサイズ 24ビットカラーの場合150メガ以下(パソコンによって増減があります)
回転 0度(図面上方向が北)
縮尺 任意
既知座標 右上と左下の平面直角座標値(経緯度は不可です)
以上がラスターの条件です。
たとえば、GISソフトをお持ちの場合は、以下のような方法で作成出来ます
1.GISソフトでラスター等を配置後、作業範囲の右上と左下にマークをプロットし、その座標値を控える
2.プロットマークを含む範囲を、PDFやドキュワークスで、A0などの大きめの用紙設定にして出力する
3.作成した印刷イメージから、ラスターファイルを作成する
4.ラスターファイルをフォトショップなどの画像処理ソフトで開く
5.プロットしたマークの左下と右上で正確に切り抜く
6.輝度やサイズを調整し、新しいフォルダーを作成し、そこにビットマップで保存
また、四隅の座標値は不明だが、図中に三角点などの座標値がわかる位置が2カ所ある場合は、SIMAPLOTの
背景指定ウィンドで、自動的に四隅の座標値を取得し、ラスターカットへ連動させることができます。
SP4用分割ラスター作成
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まず「画像呼び出し」コマンドをヒットし、ラスターを表示させます。 分割後のファイルはJPGで保存します。その圧縮率を指定して下さい。 通常は50%です 呼び出したビットマップファイルの縦横比を表示しています。 ファイルのサイズです。 分割数で、通常は自動計算した数値を変更する必要はありません。 分割後は、正方形に近い形で、枚数は1枚のサイズ(ファイルサイズ/ 縦割/横割)が3メガ程度になるような数を入力して下さい。 変更後は分割図表示をヒットします。 左下と右上の平面直角座標を入力して下さい。 SIMAPLOTの背景指定ウィンドで連動した場合は、自動的に座標値が入ります。 単にビットマップを分割するときは、ディフォルトの数値ままでいいです。 比率を縦横比と比較して下さい。 大きく違う場合は座標値が間違っている可能性があります。 |
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登録開始をヒットすると、呼び出したビットマップファイルと同じディレクトリーに、分割したファイルを1か ら分割数の数までのファイル名を付けてJPGで保存します。 元ファイルがTEST.BMP なら、左上から右下へ横向きに TEST_1.JPG TEST_2.JPG ・ ・ TEST_*.JPG のファイル名をつけます。 TEST_0.JPGは、全体の縮小図形です。SP4で広範囲を表示するときに使います。 さらに、各図面の左下と右上の平面直角座標値を記録した、TEST.AR2という名のファイルを作成します。 SimaPlot4で背景を表示するには、TEST_0.JPGからTEST_*.JPGと、TEST.AR2を同じフォルダーに置き、 「分割ラスター指定」で、TEST.AR2を指定して下さい。 RasteCut.EXEのダウンロード VB6.0を使っているため、環境によってはドリルが必要です。 またJPGで保存するため、明熊工房さんの TransG32.DLLを使用しています。 どうもありがとうございました。 要望や質問があれば、メールでお知らせ願います。 |