GNSSシートに測位データを取りこむ

GPS GNSSレシーバーは、リアルタイムにNMEA形式で出力可能なものに限ります。
RTKでは、TOPCON HIPERⅡで動作確認をし、メーカーのシステムでの測定値と同様の数値が取得できています。
単独測位では、747A+ 747PRO WBT-201 BT-Q1000 GARMIN GLO などて動作確認ができています。

データの受信は、NMEAXYを経由しますので、まずNMEAXYでデータが受信できる状態にしてください。

NMEAXYの設定

正確な標高を求める場合は、地理院のホームページから最新のジオイドモデルを読み込んでください。



ポート番号 通信条件
レシーバとパソコンの接続は、COMポート、Bluetooth仮想COMポート、USB-COM変換ケーブルなど様々です。
そこで設定されているポート番号を確認し指定してください。
ポート番号は、16番以内でないと動作しませんから、注意してください。
また、ポート検索でも検出できます。
通信条件は、レシーバーの出力設定と合わせる必要があります。Bluetoothでは、38400でいけると思います。

受信DATA
NMEAの1データのバイト数以上の数字を指定する必要があります。
不明な場合は、5を入力してください。
数値が大きくなるほど受信間隔が長くなりますが、エラーはかかりにくくなります。
レシーバーにより、データ出力のサイクルが違いますから、何回かチューニングして数値を決定してください。
レシーバーで出力サイクルが指定できる場合は、できるだけ短い秒を設定してください。

EXCEL LINK
GNSSシートから「測定開始」をクリックすると、自動的にチェックが入り、完了するとチェックが消えますから、特に設定は不要です。

通信回数は、連続受信、保存タイプは特に設定は不要です。

GNSSシート


測定開始
コマンドをヒットすると、取得中のメッセージが表示されます。

3 × 取得数 秒が過ぎると、タイムアウトがかかりますので、NMEAXYの状態を確認してください。
測定を終えると、STNFLDのフォルダーにデータをバックアップします。

取得数
データ取得個数を10以内で指定してください。
その個数データの平均値を最確値とし、水平位置、標高の標準偏差と、測定値の較差を計算します。

待機秒
「測定開始」から測定までの間に、ポールを垂直に立てる必要がある場合は、その秒数を入力してください。

座標登録
XYSHEETに測定値を転送する場合クリックしてください。
地盤標高を登録する場合は、測定標高-PHの値を登録します。

xysheetに登録すれば、座標計算や逆計算、simaplotでの図表示が可能です。

Topcon HiperⅡでrtk測量をする場合の設定
固定局では通常のRTKの設定と同じです。
移動局では、NMEA送信間隔0.2秒、NMEAの出力はGGAのみ を設定をしてください。
RTK測量で測定ができる状態まで準備し、NMEA出力を開始してください。
開始すると、ブルーツースから測定データが継続して出力されます。