NMEAXYは、GPS受信器と通信し、測位した緯度経度の位置データを取り出して、
平面直角座標に変換し、リアルタイムに出力するソフトです。


エクセルにデータを転送する機能を追加しました。

STNFLD.XLSとリンクすると、DGPSやRTK方式で単点観測が可能です

          

GNSS受信器やGPSロガーは、通常外部出力用にNMEAという共通のフォーマットでデータ出力をしています。
ただ、NMEAで扱う位置単位は、緯度経度で、測量屋が日常的に使っている平面直角座標ではありません。
測位データを、手持ちの平面図やGISに落とそうとても、変換作業が伴います。
NMEAXYは、受信データを平面直角座標でリアルタイムにエクセルやアプリケーションに出力し、さらに軌跡を
SIMAファイルなどに出力するソフトです。


 simaplotでリアルタイム表示

インストール

NMEAXY.ZIPをダウンロードして、解凍後 simaplotフォルダーの中のsetup.exe を実行してください。
エラーが出る場合は、Visual Basic 6.0 ランタイムが不足していると思いますので、
http://www.vector.co.jp/soft/win95/util/se327852.html?ds
等からインストールをして下さい。

ポートの確認


RTKで正確な標高を求める場合は、「ジオイド」コマンドをクリックして、地理院のジオイドモデルを読み込んでください。

パソコンに接続したGPS受信機のポート番号と通信条件がわかっている場合は、文字を入力します。
通信条件は、
4800
9600
38400
などで、ボーレイトを入力して下さい。テキストボックスをダブルクリックすると、1200,4800,9600,19200,38400の順に切
り替わります。
通信条件がわかっていて、ポート番号がわからないときは、「ポート検索」をヒットして下さい。
GPSがデータを出力しているポートを16番まで探していきます。
探し当てれば、

番号が緑色に変わります。
見つからないときは、タイムアウトを20秒にして、再度「ポート検索」をヒットして下さい。
それでも見つからないときは、コントロールパネルで確認します。
usb接続でXPの場合は、
コントロールパネル
システム
ハードウェアー
ディバイスマネージャー
ポート の中に 
USB SERIAL COMMPORT (COM 4 )
のような項目がありますから、最後の括弧内の数字がポート番号です。。
無ければ、GPSが正常にパソコンにインストールできているか確認して下さい。
(注意)
ブルーツースのGPS受信機の場合は、自動認識では17番以上のポート番号を使うことがあります。
NMEAXYでは、
ポート16番までしか認識出来ませんので、手動でポート番号を設定して下さい。
東芝のブルーツースドライバーの場合、カスタム設定で若い番号が設定出来ます。

受信DATA
1回の受信バイトを設定してください。
最低2以上の数で、レシーバーにより5でないとエラーがかかります。
出力の間隔を調整する場合は、この数字で調整します。

受信開始
座標系があっていないと、かけ離れた座標が計算されますので、まず測定位置の座標系を入力します。
連続受信を選択し、受信開始をヒットすると、3秒から5秒に1回、テキストボックスに測位した平面直角座標、解析に
使用した衛星の個数、測位時刻が表示されます。

連続受信は、NMEAXYを閉じるまで指定秒に一回測位した座標値を表示します。

保存
測位したデータをファイルに保存します。
保存タイプ SIMAは、座標値と解放画地をSIMAフォーマットで保存します。 
座標名称には、測位時刻を「8:57:14」の形式で登録します。
TYPE2は、X,Y,測位時刻をカンマ切りで保存します。

終了
ウィンドウの「X」で閉じると、通信条件等を、NMEAXY.EXEを起動したディレクトリーに、「NMEAXY.JKN」名で保存し
終了します。
さらに、受信したデータを「NMEAXYTMP?.SIM」名のSIMA形式で、10履歴保存します。

GPS受信機の、以下の機種で動作確認ができています。
GT-730F/L〈****,N,8,1 タイムアウト10秒)
ITAX-GPSCF〈4800,N,8,1 タイムアウト10秒)
747A+ ブルーツース
747PRO ブルーツース
BT-Q1000P ブルーツース
BT-Q818XT ブルーツース  
TOPCON HIPERⅡブルーツース RTKで、測量に使える精度 (上級者向き)
TOPCON HIPERV ブルーツース   同上
GARMIN GLO ブルーツース   単独即位の外付け汎用レシーバーでは、最良
GNS2000  ブルーツースただし接続相手との相性あり。
M-241  ブルーツース  おすすめ
U-BLOX7 USB仮想COMポート 

保存タイプの変更の要望があれば、できる範囲で対応出来ます。
外部へのリアルタイムな測位データ出力等について、要望や質問があれば、メールでお知らせ願います。

v1.14 simaplotとのリンクを、テンポラリーファイル型から変数型に変更した。

v1.15 エクセルとのリンクを、テンポラリーファイル型から変数型に変更した。
v1.16 標高も出力するようにした。ただし30メートル以上ずれることがあるのであくまでも参考程度。
v1.17 topcon hiperⅡに対応した。
v1.18 通信間隔を秒からバイトに変更した(2012/8/25)

v1.19 エクセルへの出力を選択できるようにした。RTKに対応するため座標値をミリ単位に変更した(2012/8/26)
v1.3  ジオイドモデルを読み込んで、正確な標高を出力できるようにした(2013/7/14)
v1.34 定期的に受信データをSIMAで保存するようにした(2013/8/10)
v1.361 GSA出力のない場合エラーがかかるバグを修正した(2023/3/1)

最新バージョン 1.361
NEMEAXYについて

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